0200起床。身支度を整えて、0240にチェックアウト。既に車が来てくれていた。さらばコヴァラム・ビーチ。さすがにこの時間には車も人通りも少ない…のだが、時々人が集まっている一角があったりする。
0300にティルヴァナンタプラム空港に到着。このターミナルからAI466が出ることを確かめて、シヴァさんと別れターミナルに入る。意外にも、この時間には中東各地へのフライトがあるようだ。逆に、日中以降はほとんどフライトがない。さて、AI466のチェックインは始まっていないので、ひたすら待つ。0410にチェックインが始まり、AI466のボーディングパスを受け取った。荷物も成田までチェックインしたが、成田行きAI306のボーディングパスはデリーで受け取るように、といわれた。そのまま手荷物検査を受けてゲートへ。特に面白い店もなく、ひたすら搭乗案内を待つ。
0530に搭乗案内があった。0600に離陸。さて、このフライトはいったんコーチに立ち寄る。0630にコーチに着陸。月曜夜にこの空港に着いたことが思い出される。私含め、デリーまで乗る人たちは機内で待機する。コーチで降りる人が出ていき、入れ替わりにコーチから乗る人が席を埋めていく。ところで、コーチで降りる人を見ていると、タラップにまずベンツが横付けされ、降りてきた運転手はきらびやかな正装、何人もセキュリティと物々しい雰囲気。まず男性が降り、ベンツに乗り込んで去って行った。きっとえらいひとなのだろうなぁ…
0715にコーチを離陸、さらば南インド。機内では出来るだけ寝ておいた。
1015にデリー空港に到着。さて、ここから最後の関門・国際線へのトランジットである。機外に出て、何度かトランジットカウンターに行くが、『あちらに行け』と方向を示すのみ。結局、空港の到着ロビーに出てしまった。到着ロビーから上階の出発ロビーに行く手段がない。到着ロビーの隅にDepartureとあるのでそちらに行くと、eチケットとパスポートを見比べて、2階の出発ロビーへのエレベーターに乗せてくれた。
出発ロビーで、エア・インディアを扱っているカウンターに行き搭乗手続きを依頼するが、1700まで手続きできないという! つまり、この出発ロビーで6時間待つしかないわけだ。どうしようもないので、とりあえずここまでの日記をつけておいた。ここでもグローバルwi-fiの接続が悪く、メールを送るにも一苦労。カフェに入り、久しぶりのケーキとコーヒーで時間をつぶす。撮影した写真を見ながら旅の思い出を振り返る。コヴァラム・ビーチの写真は少し靄がかかっているような出来になっている。光が強かったうえ、砂も影響したのだろうか。自分の思うような写真を撮影することは本当に難しい。(だからこそ、大きなカメラとレンズをいくつも揃える人がいるわけで…)
1530に、僅かな期待をもって再度カウンターに行ってみたが、やはり1700にならないと手続きできないという。ひたすら待つのみ。周囲には同じような旅客もたくさんいる。ティルヴァナンタプラム空港もそうだったが、空港の警備は物々しく、何度もパスポートやeチケットの検査があったりするし、警備スタッフは自動小銃を携行している。
1700に三度カウンターに並んだ。開いているカウンターが少なくなり、逆に、1グループで多くの搭乗客が多くの荷物を持って手続きするのでなかなか進まない。15分ほど待たされて、ようやく搭乗手続きを完了し、ボーディングパスを受け取った。これで心から安心出来る。そのままイミグレーションで出国手続き、手荷物検査を終えて、Duty Freeへ。さて、ここまでお土産も何も買っていないので、ここでオフィス向けの菓子などを揃えた。空腹でもないので、何かを食べるという気もしない。あとは搭乗案内まで待つのみ。旅の最後の楽しみである、旅が終わるという高揚感と満足感、そして寂寥感がない交ぜになった独特の感覚をしみじみと味わう。昨年はイスタンブールでの乗り継ぎで大慌てで、それどころではなかったし…
搭乗ゲート近くで、東京で日本語を学んでいるというインド人の女の子と少し話した。17歳、将来への希望に満ちているという感じだ。日本語を選択してくれたということがとても嬉しく、有難く思えたし、彼女のような人たちが日本語を学んで好かったと思えるような日本であらねば、と思う。2125に離陸、08/09(Sun)の0855に成田着。