Epilogue

 08:30起床。今日は午後のフライトで帰路に着く日である。着替えて、いったん空港に行ってコーヒーを買って部屋に戻る。このホテル、確かに空港の横で便利は好いし、部屋も広いのだが、いかんせん高い。10:30にチェックアウト。サントリーニからのフライトの遅れもあり、このホテルは12時間もいなかった。
 空港の出発側に行き、チェックインゲートへの行列に並ぶ。といっても、チェックインは既に終えてあるので、荷物を預けてボーディングパスをもらうだけだ。そのまま出国審査、セキュリティチェックもスムーズに完了。やはりEU加盟国だけあってこのあたりはマトモだ。


 Duty Freeをうろつく。といってもさほど店があるわけでもなく、売っているものも目を引くものはない。パンとオリーブオイルの試食があったので、何度か食べて腹ごしらえをした。
 12:50にSU2111への搭乗開始。乗り継ぎ時間が1時間40分なのできちんと飛んでほしいところが、予定時刻の13:30になっても動き出す気配がない。また遅れか… 夏のフライトは遅れを見越して予定を立てないといけないな… 13:50にようやく離陸、さらばギリシャ。さて、機内アナウンスによれば、到着予定時刻は予定通り17:20とのこと、さすがである、と一安心。今回の機内食も予めオーダーしておいたフルーツだ。今日はまだきちんと食べていないが、どうせ東京行きで食べることになるので食事を控えている。リフレッシュタオルが配られたが、そこには『アエロフロートはロシアオリンピック/パラリンピックチームのジェネラルパートナーです。』とある。しかし、今年のオリンピックではロシアは制裁を受け参加を制限されてしまったので、ビジネスとしての当ては外れてしまったことだろう。
 17:20にモスクワ・シェレメチェヴォ空港に到着。ターミナルFに着いたので、乗り継ぎ手続きを終えたうえでSU260が出るターミナルDまで行かねばならない。少しでも時間を稼ぐために前方通路側の席を確保していたのだ。機材を出るとすぐにInternational Transferがあった。なんと、誰も並んでいない! すぐにパスポートチェックを終え、そのまま暇そうにしていたセキュリティチェックのスタッフに声をかけて手荷物検査を終える。わずか5分で手続きを完了しターミナルFに出ることが出来た! これはアエロフロートに忠誠を誓わざるを得ないではないか。


 懐かしいターミナルFだが、今回は乗り継ぎもあるのでそのまま後にし、ターミナルEへ。以前はがらんとして何もないターミナルだったが、多くの店がオープンし、搭乗客も多くごった返している。ここを過ぎるとターミナルDだ。ますます賑わっているが、いまや手狭になっているような気さえする。ここのDuty Freeをうろついてみると、隅にスポーツグッズの店があった。どうやらオリンピックのロシアチーム関連グッズを扱っているらしく、ユニフォームのレプリカやバッグ、Tシャツなどを扱っている。しかし、客もなく、スタッフが一人で暇そうにしているのみ。Tシャツはいろいろな競技をロシア・アバンギャルド風にデザインしたものでなかなかに良さそうだったので1枚買ってみた。


 18:50にSU260への搭乗開始。毎年のことだが、東京行きのフライトに乗るとほっとする。8/7(Sun)10:10に東京に到着。


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