07:30に起床。早いもので、今日はこの旅からの帰国の途に就く日である。朝食を摂る。このホテルのジュースのベンダをよく見ると1/3くらい水で薄めているので、タイミングを見計らいコップを外して水を除け、濃いジュースを飲む。身支度を整えて、09:00にチェックアウト。ホテルに荷物を預けていったん外出。
午前中は時間があるので、隣のセントジュリアンの街まで海沿いを歩いてみた。入り江のようになっていて、ヨットやクルーザーがたくさんいる。海沿いには瀟洒なホテルやマンションが立ち並んでいて、きっといいお値段するのでしょうな。バレッタよりもこちらのほうが所得水準の高い方々が住んでいるような気がした。(
20分ほどで空港に到着。やはり混んでいる。ストのニュースが流れていたライアンエアーも運航しているようだ。搭乗予定のEK110にも10分ほどでチェックインし、ドバイ行きEK110と成田行きEK319のボーディングパスを受け取った。セキュリティチェックを受けて搭乗ゲートゾーンへ。ここも混雑している。この混雑の最中なのに一ヶ所しかないトイレが清掃とかで閉鎖されており、ちょっとした混乱が起きていた。ピアノが置いてあり、待合の客が入れ替わり演奏を披露していた。カフェでここまでの日記をつけておく。周囲には高校生くらいの日本人の男女がたくさんいる。短期語学留学か何かだろうか? 搭乗ゲートは、シェンゲン協定外の国に出るための出国手続きの向こうにあるのだが、これも混雑していてなかなか進まなかった。
14:50に搭乗開始、バスで機材へ。15:30に離陸、さらばマルタ。約2時間半ほどのフライトで、19:00(時計が1時間進む)に経由地のキプロス・ラルナカ空港に到着。ここで約1時間ほどの待ち合わせとなる。多くの乗客がここで降りていき、機内に残る人は半数以下に。機外に出ることは出来ないので、通路でストレッチなどをした。EUの規制だとかで、頭上棚に入れてある荷物をいったん出し、またすぐにしまうということもあったが、何の意味があるのだろう? また多くの乗客が乗ってきてほぼ満席に。20:12に再び離陸。いずれキプロス(と北キプロス)にも訪れてみたいものである。
ドバイまでさらに約3時間50分のフライト、けっこうきつい。時差ぼけを考慮するとあまり眠るわけにもいかない。また機内食が出たが、半分ほどを食べるだけにしておいた。8/12(日)の01:00(時計がさらに1時間進む)にドバイに到着。ここで成田行きのEK318に乗り継ぎだが、乗り継ぎ時間が1時間10分ほどしかないので、急いでConnectionsに向かう。けっこう歩かされてようやくセキュリティチェックにたどり着き、手荷物検査を受けて、搭乗ゲートに指定されているAゲートの方向指示にしたがって歩き続けるが、ゲートが離れたところにあるらしく、列車にも乗る必要があった。20分ほどでようやくAゲートに着いた。
ここのDuty Freeは豪華で、いわゆるドバイの空港のイメージそのままだ。エミレーツ航空の搭乗券を持っている人にアイスクリームを無料で配布していたが、長蛇の列が出来ていたので惜しいところだがパス。まず歯を磨き、次いで機内に持ち込むための水を買うためにカフェを探すが、ブランド品の店ばかりでカフェが見当たらない。自販機はディルハム通貨のみを受け付けるようで、これで買うことも出来ない。ようやくカフェを見つけたが、日本人の高校生が店員に "Euro accepted, but no coins." と何度も言われているのにユーロの硬貨で支払おうとしているので埒が明かず、日本語で教えてようやく会計を済ませた。何を学んでいたのやら。それにしても、豪華なブランド品の店舗ばかりでカフェなどが少ないこの空港は、私との相性は良くないのかもしれない。
搭乗ゲートで手続きを開始したようなのでさっそく入ってみるが、また待合室があるだけだった。これをいったん通過してしまうともうDuty Freeには戻れない構造だろう。トイレこそあるものの、この空港を使う際に留意すべき点だ。機材が世界最大の旅客機といわれるA380だけあり、搭乗を待つ客の数もいつも以上に多いように思われる。搭乗案内も、座席のゾーン別に行っている。
02:50に離陸、これから約9時間50分の長旅である。隣の日本人高校生、眠るのはいいとして、何度かこちらにもたれかかってきたので、その都度強く押し返してやるという底意地の悪さを発揮した。機内食も出たのだが、体を動かしていないので食欲もない。17:35(時計が5時間進む)に成田に到着。今年もいい旅だった。