Санкт-Петербург

 小雨、気温10度以下。寒い。こんな日に観光してもあまり意味がないので、今日は街をぶらぶらするだけにする。


 まず、ホテルの真向かいにある

アレクサンドル・ネフスキー大修道院
(Александра-Невская лавра)に行く。ここには、ドストエフスキーや
ムソルグスキー
、さらには
チャイコフスキー
といった人々が葬られている。それぞれに黙祷した。
 寺院ではミサをやっていて、主にお年寄りが祈っている。また、鐘をひっきりなしに鳴らすので喧しい。


 それから、地下鉄でゴーリコフスカヤ駅へ行き、ペトロバヴロフスク要塞(Петропавловская крепость)に向かった。大ネヴァ川の中州に作られ、サンクトペテルブルクの起源ともなった要塞である。要塞の中には、

ペトロバヴロフスキー聖堂
(Петропавловский собор)があり、ピョートル大帝ほか歴代の皇帝が葬られている。また、ここの塔はサンクトペテルブルクで最も高い建物である。
 
要塞の中
は、これまた美しく、ほんとに要塞か?という気がしてくる。


 要塞を出て、小ネヴァ川を渡り、ヴァシリエフスキー島にある

旧取引所
の前を通り、大ネヴァ川にかかる宮殿橋を渡って宮殿広場に戻った。ここからさらに
ネフスキー大通り
に出て、サンドイッチ店で昼食をとる。外が寒いので長居した。


 雨が止む気配もなく、予定を変更して大通りをぶらぶら歩くことにする。そもそも、この通りは4kmくらいあり、まだ半分も歩いていないのだった。まず、地下鉄でマヤコフスカヤ駅へ行き、改めて宮殿広場の方へ歩き始める。(モスクワと違い、ペテルブルクの地下鉄は観光のポイントから外れたところに駅があるのでやや不便)
 途中、

フォンタンカ運河
を渡った。これで、ネフスキー大通りにかかる運河3つを全て渡ったことになる。また、ここから運河を巡る遊覧船が出ているので、明日にでも乗ろう。
 通り沿いには、意外に店がない。というか、ショウウィンドウの展示が少ないし、入り口が小さい上に閉まっているので分かり難いのだ。どうやら、防犯対策らしい。中には、必ずガードマンがいる。しかし、置いてあるものは欧米にも引けを取らない(値段も含めて)一流品ばかりだ。外には物乞いや露天商もいるのに、この落差は何なのだろう。
 いくつか、お土産を買うための店をチェックしておいた。これも明日買って回ることにする。
 ついでにゲームセンターを見つけたので、VF2をプレイした。4Pのジェトン1枚だ。警官と対戦して1勝1敗。ゲーム機はというと、日本製ゲームのアメリカ向けバージョンをそのまま使っているようで、ロシア製ゲームというのは残念ながらなかった。


 早めに夕食をとって休もうと思い、グリヴァーエドフ運河沿いの

チャイカ
というレストランに行った。ドイツ企業との合弁で経営されているらしく、
内装
も洒落ていて、メニューもロシア語・ドイツ語・英語で表記されている。
白身魚のムニエル・プロヴァンス風ソース(ライス添え)
は、味付けが薄めで口にあう。身にも脂が乗っていた。デザートの
ハンブルク風レッドベリーゼリー(クリーム乗せ)
は、ゼリーといいつつ固まっておらず、ホイップクリームをラズベリーのジャムで食べているようなものだった。まあ、マトモな食事が出来たので文句は言わないが、値段も$23=368Pとなかなかだった。(ここの値段はドルで表示されていて、ルーブルへの換算レートは日によって異なる。)


 明日は自由に行動できる最後の日となる。


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