Санкт-Петербург

 曇り、気温約10度。とうとうペテルブルクでは1日も晴れなかった。
 今日が自由に行動できる最後の日となるので、お土産などを買って回った。


 インツーリストへ行き、念の為に明日のトランスファーと飛行機のリコンファームを再確認する。すると、モスクワ→東京の便のリコンファームがされていないという! モスクワのインツーリストはしたと言ったし、手数料まで取ったのだが… インツーリストは係員によって言うことが違うことが多く、戸惑う。
 このホテルも巨大で、別の入り口から入るとアエロフロートのカウンターがあるからそこに行ってリコンファームしてこいといわれ、それくらいやるのが旅行会社ってもんだろうと思いつつもカウンターに行きリコンファームした。危なかった… これじゃ明日も、何が起こるか分からない


 まず、ネフスキー大通りから

夏の庭園
(Летний сад)に行った。ピョートル大帝が「夏の宮殿」を建てて住んだという美しい庭園だ。並木路に沿って彫刻を配した、しかし落ち着いた風情のいい庭園である。恐らく、夏の木漏れ日が一番美しいのではないだろうか。静かで、街の喧騒も入ってこない。


 夏の庭園を出て、

トロイツカヤ橋
を渡って再びペトロパブロフスク要塞に行き、その中にあるレストラン
「アウステリア」
に行った。アエロフロートの機内誌で紹介されているレストランだ。まず、アウステリア風シチューというのを注文したが、ほとんどポトフ。味付けはいいが、胡椒をきかせすぎという印象だ。デザートにはキジェリというものを注文したのだが、出されたのは昨日食べたホイップクリームのラズベリージャムかけだった。値段は233Pで、まあこんなものだろう。ただ、頼んだものが出てくるまで時間がかかり、昼食を終えると15:00だった。


 ゴリコーフスカヤ駅からマヤコフスカヤ駅へ行き、その近くにある土産物屋でお土産を買う。ここは手作りのものが安く置いてある。その他、ガスチーヌィ・ドポールやパッサージ等でお土産を買った。自分のものはおかしな物ばかりだが、他人にあげるものはそうもいかないのだ。
 街を歩き回って、改めてここはヨーロッパだと感じた。街の中心部に、モスクワでよく見られた威圧的なソヴィエト式ビルがほとんどないのだ。その代わりに昔ながらの建物がよく保存され、欧風の景観を提供してくれる。


 一通り買い物を終えるともう夕方。カフェでコーヒーを飲むことにした。ロシアに来てコーヒー初体験だ。ここでも大量にクリームが乗せられている上、コーヒー自体もコーヒー牛乳のように甘かった(--;) ロシアではチャイに限る。


 これで、自由行動の日程は終了。あとは明日帰国するだけだ。飛行機での長時間の旅とトラブルに備えて体力を貯えるため、今夜は早寝することにする。


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