08:30に起床。暖まってゆっくりと眠ったおかげで体調はかなり戻っている。しかし、まだ無理は出来ないところ。ホテルのレストランで朝食を摂り、10:00に外出。天気は快晴で、気温は15℃くらいか。セーターを着て少し暖かいくらい。陽射しは少し暖かいが、風は冷たい。まずはホテル前の
を歩く。両側に車道を配し、真ん中に木々を植えた公園のような歩行者通りのある大通りだ。木々も紅葉し始めてすっかり秋の風情。通りの端にはがある。外観も見事だが、内装はさらに素晴らしいらしい。残念ながら、明朝が早いのでチケットを買うわけにもいかず諦める。
当てもなく旧市街をぶらぶら。まだ車も出てこないうちは、路地もそれなりの風情がある。(・・・) しかし、あちこちで建設や道路の工事が行われており、狭い旧市街の中でそれらのないところを探すのが難しいくらい。旧市街の端から端まで歩いても10分くらいだし、少し道を曲がるだけですぐにルィノク広場に戻ってしまうので、迷いようもない。
街を歩いていると、老若男女があちこちにたむろしていることに気づかされる。平日の昼間に所在無くたむろしているなど、ろくなことではない。しかも、(キエフでもそうだったが)アジア系の人間がほとんどおらず、やたらと見つめられる。(余談だが、キエフ到着以来一人の日本人も見ていない。)また、年寄りの物乞いが多く、何度も手を差し出される。つきまとわれることこそないが、心理的には負担となる。
小さな広場で青空市が開かれているので覗いてみる。お土産用なのか、民芸品がほとんど。ハンカチくらいの大きさの刺繍を2つ買った。計50hr也。
教会などで休ませてもらいつつ歩き回り食事を摂れそうなところを探すが、薄暗くてロックやテクノを流す似たり寄ったりの怪しげなカフェばかり。諦めて、12:00くらいに『地球の歩き方』に出ているカフェ『ヴィルミェンカ』で、コーヒーとケーキで昼食とする。コーヒーはトルコ風らしく、濃く淹れたものに砂糖がざらざらいうほど入っている。いささか変わった味だが悪くはない。計4hr也。
午後に入り、車も人出も増えてきた。当然、排気ガスも凄まじいものとなる。中世と近代が衝突し軋んでいるようなものだ。観るべきものは観たような気がするので、13:30にホテルに戻り一休み。CNNをつけながら本を読む。せっかくここまで来たのに…という考え方もあるが、一人旅では体調を維持することが何よりも大切だし、こういう時間を持つことも悪くないものだ。
一眠りし、(ほとんど癖になっている)貴重品のチェックをすると、バウチャーの綴りが見当たらない! 恐らく、昨日チェックインする際に綴りごと渡してしまい、風邪でボケていたため返してもらうのを忘れていたのだろう。慌ててフロントに行き確認を依頼すると、なぜかトラベル・エージェンシーへ行けという。トラベル・エージェンシーへ行くと、ここにはないのでフロントへ戻れという。フロントへ再度戻ると、今度は綴りを見つけてくれていた。ホテルのバウチャーだけを切り離して渡す。この程度で済んで本当に良かった。油断大敵である。
ホテルのレストランで、カルボナーラ・ベイクドポテト・チーズケーキ・紅茶で夕食。計50hr也。手持ちのフリブナも約90hrとなっているので、ちょうどいいところだろう。
明日は07:25発の5V1451にてモスクワへ戻る。どうやら、またもアントノフ24に乗る羽目になるらしいので、セーターは手放せない。
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