Havana / Toronto

 いよいよ今年の旅も帰国の途につく日がきてしまった。07:30起床、朝食のためにエレベーターに乗ると、電灯が点かず真っ暗。空港へのトランスファーとの約束は10:30なので、朝食を終えた後、名残を惜しむために外出する。
 朝の旧市街もそれなりに人が行き交い忙しそう。フリーマーケットのための店舗資材や、修復工事のための資材を運ぶために石畳をごろごろと車輪が転がっていく。昨夜の雨はすっかり上がり、今日も好い天気。
 カテドラル広場・オビスポ通り・ビエハ広場など、この3日間で何度も歩いた道を行く。海沿いへ出て北へ戻る。オビスポ通りのジューススタンドでオレンジジュースを一杯(1CUC)。ここの店員さんも人懐こくて好い。名残は尽きない。再び訪れるときには、この景色も、人も、すっかり変わっているのかもしれない。(



 09:50にホテルに戻り、チェックアウト。10:30にスタッフが来てくれた。空港までの道を話しながら行く。10:50に空港に到着。意外に真新しいターミナルビルだ。土産物店もいくつかある。AC971の搭乗カウンターには既に長蛇の列で、しかも荷物が大きい。ちゃんと乗れるか不安になる。ほどなく、昨日のT2バスで一緒だった女性2人組もやって来た。往路のフライトから私と一緒だったそうな。気づかなかった…
 20分ほどで私の順番が廻ってきた。通路側の席を何とか確保。出国税25CUCを支払い、Boarding Passに印紙を貼ってもらう。スタッフに別れを告げ、いよいよ出国審査へ。あっさりと審査が終わり、続いて手荷物検査へ。ここも意外にあっさりとクリア。Duty Freeには、ラム酒や葉巻をはじめとする免税店がいくつかあるが、もちろんブランド品の品揃えなど期待してはいけない。フィデルやゲバラの著作・DVD・ポストカードは充実していますがね。
 12:40に搭乗開始。通路側なのはいいとして、最後尾だった。今日も満席らしい。しかも、隣の席ではダブルブッキングまで起きている。明日のフライトは気をつけたほうがよさそうだ。13:00に離陸。さらばキューバ、また来る日まで。
 往路のフライトでの経験から、今回は日本から持参したカロリーメイトと黒胡麻ペーストクッキーを昼食とする。意地でもサンドイッチなんか買ってやるものか。最前部からサービスをしているので、サンドイッチの精算に時間がかかるため、飲み物が廻ってくるまでに1時間もかかる。最低のサービスレベルだ。


 予定よりも30分早く、16:00にトロントに到着。往路と同じく時間のかかる入国審査を通り、荷物をピックアップして出口へ。無料シャトルに乗りターミナル3へ出て、予約しているSheraton Gatewayへ。…既視感のある情景ではある。
 しばし休んで、夕食を摂るために18:20に外へ出た。ホテルのレストランのメニューを見ると、さすがに高い。ターミナル3へ出てレストランのメニューを見るとホテルの1/3程度なので、ここでBBQリブステーキのハーフとジンジャーエールを注文。さほど期待していなかったのだが、ステーキは柔らかいしBBQソースも果実の酸味が効いていて、期待以上に美味かった。もちろん量もあり、食べきれない。$22を支払った。土産物店を見て廻り、メープルシロップとオフィス用の菓子を購入。ハバナ帰りからみると、品物の多さが新鮮に映る。


 明日は、08:30発のAC970でいよいよハバナへ、…ではなく、13:15発のAC001で成田へ戻る。旅の一週間はどうしてかくも早く過ぎ去るのだろう。


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