Kovalam Beach

 0730起床。ホテルのプライベートビーチへ行ってみたが、猫の額ほどの広さで、波が荒いせいか入れなかった。(


 さて、帰国の前日は搭乗予定のフライトの予約ステイタスが気になる。特に、今回は初めてのエア・インディアでの帰国だ。既にリコンファームは要らないということを確認してはいるが、やはり2002年のテヘランでの一件が常に頭の中にはある。しかし、このホテルの部屋にはwi-fiもなく、借りてきたwi-fiルータの電波状況も悪いのでネットアクセスが出来ない。ロビーにPCを持っていってアクセスを試みるが、ここも途切れ途切れになる。朝食を兼ねてそのままレストランへ行くと、ここのアクセスは良好なので、そのままエア・インディアのサイトでチェックインをしておいた。これで一安心だ。朝食は別になんということもないものだった。


 0845にロビーに行き、予約しておいたアーユルヴェーダのことを話すと、担当の人が来てくれて一緒に上階に行った。最上階はヨガとアーユルヴェーダの

施設
になっており、雰囲気がちょっと違う。シロダーラを受けることを再度確認し、男性の医師とともに
部屋
へ。ここにはベッドと壺がある。
 まず上半身裸になり、医師から5分ほどの頭部へのマッサージを受けた。ついでベッドに横になり、眉のあたりにタオルを巻かれると、額へオイルを垂らす治療が始まった。オイルは温かく、独特の(なぜか、美味しそうに思えた)香りがする。オイルの当たるところがあちこちを移動する。最初のうちは、なんだこりゃ…と思っていたのだが、時間が経つうちにうとうとしてきた。
 約40分ほどで治療は終了、髪に残ったオイルを軽く拭いてもらい、最後に何かの粉をかけられた。髪からはまだオイルの匂いが漂って心地好い。何となく、頭もすっきりしたようだ。ロビーに戻り、INR1,900を支払った。
 このまま部屋のバルコニーで一休み。高所から青い海を眺め、波の音を聴きながらうとうとするのは極楽だ。


 1200にロビーでシヴァさんと待ち合わせ、コヴァラム・ビーチへ歩いていく。今日も暑い。白と赤の灯台は青い空と海によく映えて絵になる。(


 さて、今日の昼食は、TripAdvisorで気になったベジタリアン・レストランの"Suprabhatham"へ行くこととし、TripAdvisorに掲載されている地図をもとに行こうとしたが、シヴァさんが現地の人に訊くと全然違う場所にあるらしい。結局、TripAdvisorの地図とは全く違い、Googleマップが正しい場所を示していた。海沿いにある華やかな店よりは地味だが、清潔な店だ。(

 Veg. Khurumaとレモンライス、ライスプディングを注文。
Veg. Khuruma
は、カレーのようでもあるが、ココナッツミルクなどで野菜を調理したもので、ほとんど辛さがなくマイルドでとても美味しい。
レモンで味付けしたライス
にもよく合う。
ライスプディング
も温かく優しい甘さ。この店は大当たりだ。計INR380は、表通りの店と比べても安めといえる。店の前の狭い通りを少し行くと、すぐに灯台近くの表通りに出た。無駄に遠回りをしてしまった…
 1400にホテルに戻った。明日の朝がとても早いので、念のためにシヴァさんもこの部屋にいるというので、荷物を持ち込んだところでいったん別れる。またも部屋のバルコニーで海を眺めながらうとうと。ビーチリゾートっていいものだなぁ… 結局、4時間もバルコニーで過ごしてしまった。


 1800にシヴァさんと合流し、この旅最後の夕陽を眺めに行く。この海沿いの通りには観光客を相手とした土産物店やレストラン、ホテルばかりで、良くも悪くもインドらしさはさほど感じられない。店の呼び込みや物売りが声をかけてくるが、さほどしつこくもなく、快適に歩くことが出来る。陽が傾いていくのを眺めていたが、今日も水平線近くに雲があり、陽が沈むところは見られなかった。(



 さて、(実質的に)この旅で最後の夕食である。コヴァラム・ビーチは海鮮で有名らしく、表通りの多くの店も魚や蝦などをアピールしてはいるが、やはり最後の食事の機会であるならば、もう一度

"Suprabhatham"
を味わっておきたい。店内にはドイツ人と思しき女性2人と女の子がいて、女の子は歌ったり踊ったりとはしゃぎ回っていた。半分屋外のようなつくりなので蚊が寄ってくるが、店の人が蚊やりを炊いてくれると寄ってこなくなった。今回は、
Navaratna Khuruma
Coconut Yellow Rice
, それに麺状の何か(お米の麺らしい)の
プディング
を注文。野菜だけでなく、ナッツやドライフルーツも入っていてこちらもとても美味しい。プディングはEmerald Isleでも味わったあの味だ。INR400を支払った。ケーララの味とも当分お別れ、名残惜しい。この店にはまた訪れたいものだ。


 2000にホテルに戻り、帰国のための身支度をして(ここでシヴァさんにチップとしてINR5,000を支払った。いろいろ本当によくしてくれた。)2100に就寝。明日は、0200に起床、0300にホテルを車で出発してティルヴァナンタプラムの空港に行き、0600発のデリー行きAI466に乗る。AI466が1025にデリーに着いた後、成田行きのAI306が出発する2115まで、約11時間の待ち時間である。ただ、デリーの街に行ってもトラブルのもとになりそうなので、空港で時間をつぶすつもりだ。





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