05:15起床。身支度を整えて荷造りも終え、荷物を持って、朝食を摂りに1階のレストランへ。サラミ・ソーセージ・チーズの類のみで温かいものがまだ準備できておらず、サラミやパンをつまんでいると、温かいブリヌイが運ばれてきたので蜂蜜で食べた。チェックアウトしてロビーでドライバーを待っていると、予定通り06:30に来てくれた。
10分ほどで
に到着。ドライバーとはここで別れた。切符がないと駅舎にも入れないらしい。駅舎に近いチェックポイントで切符とパスポートのチェック、駅舎に入るところで荷物のチェック。荷物のチェックを終えると横のカウンターの駅員に呼ばれ、切符を見せると、1番プラットフォームから出ること、2号車であることを教えてくれた。真新しい駅だが、英語の表示はない。
07:00にプラットフォームへのドアが開いた。真新しいスペイン製ので、旧ソヴィエトの面影も感じられず、安心できる一面、少々寂しいのも事実である。各車輌の入り口に車掌が立っていて、切符をチェックし、いったん回収する。座席番号2番、内装も近代的で、台湾の高速鉄道のようだ。
07:30に出発、スムーズに平原を走り抜けていく。できるだけ景色を見ていたいが、眠気に負けて何度も寝てしまった。茶と菓子のサービスがあった。
09:40にサマルカンド駅に到着。やはりプラットフォームには迎えのドライバーはいないので、出口へ歩いていく。出口を出たところに私の名前を出しているドライバーがいたので合流し、車に乗った。
サマルカンドの街は、一見したところではよくあるソヴィエト風の街並みだ。シルクロードのエキゾシズムなど微塵も感じられない。30分ほどでサマルカンドでの宿となるHotel Cityに到着。ドライバーに明後日の待ち合わせを再度確認して別れた。チェックインし、登録のためにパスポートを預ける。13:00に返してくれるとのこと。パスポートなしでも外出はできるという。213号室も機能的なつくりで、ソヴィエトの雰囲気はない。バスタブもあるし、電源も取れるので文句なし。
10:40に観光を開始。ホテル前の大通りは、通りの真ん中に公園をつくる、これも旧ソヴィエト圏でよくある大通りだ。(
・) 気温は30℃を超えているが、湿気もなく、風もあるのでさほど暑さは感じられない。20分ほども歩くと、中央にティムールの像のある大きなに出た。その右手に青い大きなドームが見える。グリ・アミール廟だ。近づくにつれ、そのスケールの大きな美しさに圧倒される。空の青・淡い青・濃い青のコントラストが見事なり。『青の都』を実感できる。(・・)
今回は入場せずにそのまま道路に沿って歩く。さらに15分ほどで、サマルカンド最大の見どころといえるに出た。3つのモスクに囲まれた広場なのだが、広場に入るためには何処かでチケットを買わねばならない。まずは広場の遠景を楽しむ。見事なアンサンブルだ。近くで見れば、そのスケールを実感できることだろう。
12:00近くになったので、近くの露店でナンを1枚、3,000スムで買った。顔よりも大きなナンだ。近くの公園の木陰で食べる。歯ごたえがあり、ほのかな甘さが美味しい。を横合いから眺めながら、木陰の風に吹かれながら、ナンを食べる…最高の経験だ。
さらにを行く。この辺りはリニューアルされたようで、広い通りの両側に土産物店などが並んでいる。もっとも、買い物している人をほとんど見かけないが… 5分ほどでに出る。ここの青いドームはさらに大きい。
さて、ここからホテルに戻ればちょうど13時くらいで、戻ってパスポートを受け取ってそのまま昼寝しようか…とも思ったが、せっかくここまで歩いたので、この近くにあるシャーヒ・ズィンダ廟へ行くことにした。10分ほどで入り口に着いた。入場料と撮影料で計16,000スムを支払い中に入る。狭い通り沿いに昔の貴人の廟が立ち並んでいる。その中でも、白を基調に青い線で装飾された内装の廟が最も印象的だった。イスラーム世界の哲学で死者を静かに天国に送ろうという意図が感じられた。(
・・・・・・)
入場こそしていないが、サマルカンドで観光したいところはほぼ訪ねてみたことになる。さすがに暑くなってきたし、疲れも感じた。ビビ・ハニム・モスク横のチャイハネでレモネード(ただし、ソヴィエトでいう『レモネード』で、甘ったるい炭酸飲料)で一休みしたが、賑やかであまり休めず。5,000スムを支払った。手持ちの水も飲み終えてしまったので、500mlを1,500スムで買った。レギスタン広場に戻ってみると、広場に入るためのチケット売り場を見つけたが、セキュリティチェックが厳重だ。パスポートがないことでトラブルになっても面白くないのでここは諦める。
14時過ぎ、さらに暑くなり、少し頭痛も感じるので、いったんホテルに戻ることにした。30分ほど歩いてホテルに戻り、パスポートを受け取ってそのまま昼寝。快適そのもの。
17時に目を覚まし再度外出。17:30にグリ・アミール廟へ。夕日に照らされた青いドームの美しさは本当に素晴らしい。ここに来て本当に好かった。(
・・)
レギスタン広場に行ってみると、何かのイベントの練習をしているとかで歌声が聴こえる。夕景のレギスタン広場の遠景を眺めながら歌声を楽しんだ。ようやく、シルクロードを旅している、という気分に浸ることができた。(・)
18時を過ぎたので近くのチャイハネに入り、羊肉のシャシリク2本、ナン、茶を注文。シャシリクは肉そのものの旨味で、酸っぱく味付けされた玉葱もよく合う。20,000スムを支払った。
18:30にチャイハネを出てホテルへ。もう少し観光拠点に近ければいうことのないホテルなのだが… 19:00にホテルに戻った。頭痛を感じるので、冷えぴたを貼っている。
明日は終日サマルカンド観光の予定。入場しなかったところに入り、午後はホテルに戻って昼寝しよう。
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