昨夜は23:30過ぎに消灯したが、向かいの建物がバーらしく喧しい。それでも何とか眠れた。07:15に起床、08:15に出かける。ここでは朝食を出さないので、何処かで何か食べたい。とりあえずルイス・デ・カモンイス広場に向かって歩く。天気は曇り。通り沿いに小さいが雰囲気のでよさそうなカフェを見つけた。人のよさそうなおばさんが一人て切り盛りしている。コロッケのようなものとコーヒーを注文した。ちゃんと温めてくれたのが有り難い。3.45ユーロを支払った。気持ちの良い店だった。
今日は一日リスボンを観光する。まずはグラサ地区からアルファマへ行くことにした。ここから28Eという路線に乗れば行けるらしいので停留所で待つ。28番の路面電車がやってきたが、すっかりバスで行くものだと思い込んでいてやり過ごしてしまい、その直後にこれは路面電車だということに気づいた。もう10分待つとまた路面電車が来たので乗った。まだ混んでおらず、座ることができた。乗ってみて、改めてリスボンの坂の凄さを実感した。この街は波打っている。しかも狭い路地ギリギリを進んでいく。歩行者側からみれば怖い。(
・) 15分ほどでグラサ地区に着いた。この辺りは人気の良さそうなところだ。グラサ大聖堂に入ってみた。決して派手ではないが荘厳なつくりで、自然に頭が下がる。この前には展望台があり、リスボンのパノラマを見渡せる。ようやく晴れてきた。(・)
ここからアルファマ地区へと降っていく。やはり路地が面白い。(
・) 大きな教会があったので5ユーロを支払って入ってみた。内部はさらに広く、宝物などがこれでもかと展示されている。祭壇のところに出た。ここに入るだけなら無料だったようだ。さらにいくと、中庭があり、さらに有名な作家が作ったらしいアズレージョの展示と続く。ちょっと食傷気味になった。(・・・) 再び歩き出す。(・・・) 花が綺麗に咲いているを過ぎて、リスボン大聖堂に出た。ここも無料で祭壇の間の最後部に入れる。日陰で座れることが有り難い。観光客が増えてきて、観光客を乗せる電動トゥクトゥクも集まり、盛んに呼び込みをしている。すっかり観光地である。
坂を降ってコメルシオ広場を目指す。広場の近くにあるアーケードに、老舗と思われるカフェ "Martinho da Arcada" があった。昼食は12時からとのことでまだ30分あったが、コーヒーを飲みたくなったので入った。メニューをみると、サンドイッチのような軽食ならできるらしいので、ハムとチーズを乗せたトーストサンドとレモネードを注文した。トーストサンドは今の腹具合にちょうど良いもので、これならおやつも夕食も食べられるだろう。エスプレッソも追加して6ユーロを支払った。
改めてコメルシオ広場へ。川に面した大きな広場だ。昔はここに宮殿が建っていたらしい。(
・) 川沿いの道をアルファマ地区へと歩いていった。川風が心地よい。広場から再び坂を登ってアルファマ地区に入る。入り組んだ路地を曲がったり登ったり降りたり。いろいろな景色が現れては過ぎていき、足に任せてふらふら歩くのが本当に楽しい。(・・・・・・・) 30分ほど歩くと再びに出た。ここからコメルシオ広場に戻り、広場からまっすぐに伸びるアウグスト大通りへ。ここは歩行者天国になっていて、お店やレストランが軒を連ねている。ただ、気を惹かれるような店はない。突き当たりはロシオ広場になっていた。隣も広場になっていて、ここによさそうなカフェ があったので入り、ライスケーキとアメリカンを注文した。ライスケーキはカップケーキにそっくりだ。ここまでの記録をつけた。冷房が効いている中で座って休んでいるだけで極楽だ。
14:45にカフェを出て、この近くにあるサン・ドミンゴス教会に入る。ここの内部は火事で焼け残ったらしい。(・) さて、そろそろ職場などへの土産を整えねばならない。アウグスト大通りに古い酒屋さん "Casa Macario" があるので入ってみると、キャンディなどの量り売りもあったのでここで購入。次いで、ホテル近くのショコラティエ "Arcadia Chiado" でチョコを買い、チョコアイスで一休み。買い物を置くために16時にホテルに戻り一休みした。
16:40に再び外へ。今夜は19:30にレストランを予約してあり、そこでファドを聴く予定になっている。まず下見するために店へ向かった。ほぼまっすぐひたすらに降りていくと、15分ほどで店を見つけた。ついでに明日ジェロニーモス修道院へ行くためのバス停も確認できた。後は予約の時間までぶらぶら。何か土産になりそうな物があればと思っているが、まだ見つからない。昨日見かけたケーブルカーの線路に沿って路地を降る。降りた先には、工場をリノベーションしたような一角がある。Time Out Marketというらしい。内部は巨大なフードコートになっていて、いろいろな店が出ている。少々高そうだが、現代のリスボンを体験するということで明日はここで食べるのもいいかもしれない。
19時になったので予約のしているレストラン
に行ったが、まだ店内には入れないようなので外で待つ。19:30に入店、カウンターの隅に通された。20:15にショウが始まり、その間は料理などのサービスが出来ず、21:30には店を出なければならないそうな。料理の種類はそれほどなく、メインは全て2人前なので、前菜の中からサバのブルスケッタとひよこ豆のシチューを注文した。どちらもしっかりとした味付けで美味しかった。飲み物はジンジャーエールと水を楽しみ、ショウが始まるのを待つ。
20:20頃にギタリスト2人と女性のが現れてファドが始まった。切なくなるような音楽であり、歌だった。4曲ほどを25分ほどで歌い終えてショウは終了。28.50ユーロを支払って店を後にした。
街はほぼ暗くなり、夜を楽しむ人たちで賑やかだ。ホテルまで裏通りを行ってみると、あちこちにバーなどがある。ファドで有名な "Tasca do Chico" にも行ってみたが、既に満席で外に行列ができており、いつ店に入れるかわからないので諦めた。先ほどのファドももちろん良かったが、やはり本来は小さな居酒屋で聴くものなのだろう。21:30にホテルに戻った。
明日は観光の最終日となる。09:30にジェローニモス修道院を観光した後は特に予定はないが、21日は05:30に空港までのタクシーを手配してあるので夜更かしはできない。ロカ岬に行ってみようかとも思うが、ロカ岬にってしまうと今回だけでなく旅人生そのものが終わってしまうような気もするので躊躇している。まぁ明日の午後になってから決めればいいや。
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