8時まで寝るつもりだったのだが、7時半前に目が覚めてしまった。少し遅めに朝食を摂り、9時半に出かける。今日と明日は、ぶらぶら散策しながら少しばかり買い物もしたい。
まずはアヤソフィアを外から見たいので向かってみるが、綺麗に外観を見られるところはなさそうだ。(
・) この近くにアラスタバザールがあるので行ってみる。土産物屋さんばかりだが、よさそうな店も2軒見つかった。開店前だったので、また後で訪れてみよう。スルタンアフメットジャーミィに行ってみると観光客で大混雑していて、中に入るのも長蛇の列だったので諦めた。夕方に訪れるのがよさそうだ。
ここから15分ほど歩いてに行ってみたが、なんと日曜日は定休日だった! この辺りの店もほとんど閉まっていて閑散としている。さらに15分ほど歩いてに行き、雰囲気を楽しんで外に出たところで一休み。
11時を過ぎたところで、ガラタ橋を渡る。橋桁の下には名物のサバサンドを出すレストランがたくさんあるが、それらを横目に橋を渡ってカラキョイ側にある魚屋のところに行ってみた。ここに美味しいサバサンドを出す屋台が出るとのことだったが、今日はあいにくいなかったので、
でを注文した。バゲットに焼いたサバの身と味付けした野菜のマリネを挟んであって、生臭さもなく意外に美味しい。ただ、やはり焼きサバはご飯で食べたい感が否めない。130TLを支払った。
カラキョイから丘の上に出られるという地下ケーブルカーに乗った。曰く「世界で2番目に古い地下鉄」だそうな。2分ほどで到着すると、ちょうどイスクティクラル通りの終点だった。
イスティクラル通りをタクシム広場を目指してぶらぶら歩く。ウインドウショッピングもしてみるが、個性的な店を見つけることはできなかった。(・・) タクシム広場に着いて、そのまま地下鉄に乗ってLevent駅に向かった。ここにmacrocenterという高級スーパーがあるというので、職場向けの土産を整えるためだ。駅を出てそちらに向かってみると、二子玉川とか東急沿線にありそうな近代的なショッピングセンターだった。macrocenterも成城石井のようなスーパーマーケットだ。ここで職場向けの土産としてフルーツバーを買い揃えた。(・)
地下鉄とトラムでスルタンアフメットに戻り、アラスタバザールで朝に見かけた店に行ってみた。他にないアートを扱っている店で、アラビア語やオスマン朝の絵画をモチーフにした小さな絵がいくつもあり、なかなかによい。オリジナルの一品物かと思ったが、手作業で同じものを描いているとのことで、確かに同じデザインのものが何枚か売られている。店員さんにおすすめを聞きながら、アラビア語のカリグラフィーと、ブルーモスクの青やトプカプ宮殿のタイルのデザインを組み合わせた小さな絵を1200TLで買った。帰宅後、プラハで買った額に並べて飾ろう。
いったんホテルに戻って荷物を置き、近くのハマム
に行った。ハマムはトルコ風の風呂で、蒸し風呂と垢すり、マッサージのサービスが受けられる。高級店ともなれば100ユーロ以上が当たり前なのだが、ここは風呂とソープマッサージのレギュラーコースで1200TLという価格を出している。17世紀からあるという触れ込みだが、古くはあるが風格は感じない。まず小さな部屋に案内された。まさかここで…と不安になりつつ服を全て脱いで腰巻きをつけると、現れた男性に奥へと案内された。まずはサウナに入る。汗がたくさん出てくる。しばらくすると男性が現れてさらに奥へと案内された。中央の台の上に寝そべると、まず温かいお湯を全身にかけられ、ミトンのようなもので身体中を擦ってくれた。柔らかすぎず硬すぎずの適度な肌触りで気持ちよい。じっくりと全身を擦ってくれた後、突然に何かを泡立てた温かい液体をかけられて、また全身を丹念に擦ってくれる。今度は揉むような動きもあり、実に心地好い。最後に髪を洗ってくれると、突然に冷たい水をかけられて驚く。水とお湯を交互にかけられて全身の泡を落とすと、バスタオルを渡されたので体を拭く。この後、温かい石板の上に寝転んだ。身体中が中から温まって気持ちがよい。半分眠りかけたところで男性に呼ばれて、のところで冷水の入ったグラスを渡された。一休みした後、服を身につけて外に出た。サウナではなく蒸し風呂だったら…とも思わぬでもないが、良いハマム経験となった。
17時になったので、今日は早めの夕食を摂りたいと思い、この近くにある に行ってみた。ここにはベジタリアンメニューもあるので、を注文した。野菜のケバブは、ナスやトマト、にんじんなどの野菜に味付けしてグリルしたもので、野菜の甘みが美味しい。これにもパンがついてくるが、そちらに手をつける必要がないほどの量があった。ライスプディングは、大きなクリームブリュレといった趣で、こちらもなかなか。炭酸水をつけて814TLを支払った。
18時を過ぎたところで店を出て、スルタンアフメットジャーミィに入ってぼーっとする。この時刻になれば行列はないが、中にはたくさんの人がいる。また座ったり寝転んだりして過ごす。適度に空調が効いているせいもあるが、ここは気持ちが安らぐところだ。ここで眠ったらそのまま天国に行けないかな…(
・・・・・) 日没前に、これからお祈りの時刻ということで観光客は外に出るように言われた。外に出たところでアザーンを聴き、ホテルに戻った。今日はそれほど歩いていないが、ハマムのおかげか、心地よい疲れがある。アヤソフィアの2本の尖塔の間にはの電飾がかかっていて、複雑な気持ちではある。
明日はイスタンブール滞在の最終日となる。グランドバザールをはじめ、また旧市街と新市街をぶらぶらして過ごそう。
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