昨夜は23時にベッドに入った。5時頃に目が覚めるがそのままダラダラして6時に身支度を始めた。右脹脛の違和感が残っているのが気がかり。昨日は18kmも歩いたようで、その影響だろう。若くないとわかっているはずなのに、つい心まかせに体を使ってしまう。
午前中はボルゲーゼ美術館に行くので展示品などを予習する。ボルゲーゼ美術館はとても厳格な事前予約制を採っており、この予約で館内にいられるのは9時から11時まで、さらに30分前には到着して全ての荷物を預けておくことが推奨されている。7時に外出、近くのカフェでカプチーノとクロワッサンの朝食を摂り、3.6ユーロを支払った。ここから徒歩7分ほどのバス停から360番バスに乗ると、10分足らずでボルゲーゼ美術館最寄りの停留所に着いた。
7:30と予定よりもかなり早く着いたので、美術館の周りにあるボルゲーゼ公園を散策する。緑が多く、朝の空気も心地よい公園だ。バスで早めに着いて正解だった。8時前には予約していると思しき人々が集まってくる。
ここからバスでナヴォーナ広場に向かうことにした。Googleマップに指示された最初のバス停で待っていたが10分経ってもやってこない。別のルートを検索しそちらで待つ。定刻から5分遅れでバスが来た。やれやれ。バスは繁華街を通っていく。Googleマップが提示したバス停で降りてナヴォーナ広場へと歩き出した。この辺りは路地が入り組んだ旧市街のようで面白い。
行列の出来ているサンドイッチ店
15時にトラステヴェレ地区を目指して歩き始めた。路地に上手く日陰ができているのが有り難い。(
17時に近くなった。なんだか雲行きが少し怪しい。そういえば今朝から蒸し暑かった。天気アプリは雷雨の予報など出していないが少々気になる。早朝から動き回って疲れてきたので、早めに何処かで夕食を摂って休みたい。ただ、ここからテルミニ駅に戻るには不便なので、トレビの泉を経由して地下鉄の駅まで歩くことにした。トレビの泉の近くで、路上でパスタを食べている人が何人もいる。この近くに持ち帰り可能なパスタ店があった。店内で食べることもできるようだ。ここを候補にして、とりあえずトレビの泉へ行ってみると、昨日とは比較にならぬ大混雑。世界的観光地を甘くみてはいけない。と、雷鳴が聞こえてきた。これは降ってくるかもしれない。先ほどのパスタ店を諦めて急いで地下鉄の駅に行った。ところが、来た列車にエアコンが入っておらず、客も混んでいて悪夢のような蒸し暑さ。わずか2駅だがきつかった。
ところで、今日の午後はトイレに行っていない。立ち食いばかりでお店のトイレにも入れず、公衆トイレも見つからなかった。特に困っていなかったが、さすがにテルミニ駅では食事の前に用を足しておきたいと思い、探してみると2階にあるという。このトイレ、使用料がなんと1.2ユーロもかかる。トイレチップも随分と高くなったなぁ。この2階にもファストフード店などがあるが、特に気を引くところもなかったので昨夜のフードコートに行ってみた。ちょうど18時になったところで、ちょいとしたものなら食べられそうだ。サラダボウルにしようかとも思ったが、さすがに物足りない気がしたので、バジルのペンネパスタにクリームチーズやミニトマト、アプリコットを混ぜ込んだ冷製パスタを注文し、12.5ユーロを支払った。これも爽やかな味で食べやすい。ただ完食できそうにないので、付け合わせを優先して食べておき、ペンネは1/3ほど残した。
駅を出ると路面や車が濡れていた。やはり雨が降ったのだ。もう止んでいたので、上手く雨をやり過ごすことができた。明日以降も雷雨があるようなので、ポンチョや傘を持ったほうがよさそうだ。18時40分にホテルに戻った。早いようで、ほぼ12時間も行動していたことになる。約13kmほど歩いた。
明日は午前中にバチカン美術館を訪れて、夕方の特急列車でフィレンツェへ向かう。