昨夜は0時過ぎにベッドに入った。7時前に目が覚めたが、30分ほどダラダラして身支度を整えた。朝食を摂って08:50にホテルを出た。今日は、ムラーノ島とブラーノ島に行ってみる。今日の天気は快晴。
近くの停留所からヴァポレットに乗り、ムラーノ島へ向かった。島の外周を巡っていく航路で、潮風が心地好い。30分ほどでムラーノ島に着いた。ここはガラス工芸で有名で、ガラス製品を扱う土産物店が軒を連ねる。まずはガラス美術館に行った。ヴェネツィアのガラス細工の歴史を展示しており、何世紀も前のガラス製品がいくつも展示されている。中には陶器のようなものもあった。どうやらビーズ状にしたガラス玉を散りばめることが伝統的な意匠の一つのようだが、あれは苦手なデザインだ。美術館を出て、土産になりそうなものを探したが、どこも同様の商品を扱っていて、これという「出会い」がない。街並みはのどかでよさそうなところだが、ブラーノ島へ向かうことにした。(
・・・・)
11時にブラーノ島へ行くヴァポレットに乗った。20分ほどのちょっとした航海の後、畑などが点在する島の航路に入る。南インド・バックウォーターの観光を思い出した。あれからはや10年か… 11:30にブラーノ島に着いた。ここはレース編みとカラフルな家並みで有名なところだ。停留所を出てすぐに色とりどりの家が立ち並ぶ通りに出くわした。これは「映える」でしょうな… 写真を撮りまくる観光客も多い。運河沿いを散歩しながら家並みを楽しんだ。12時になったので通り沿いの軽食屋さんでハム・チーズ・マッシュルームのサンドイッチと炭酸水で昼食を摂った。サンドイッチを温めてくれたので美味しかった。9.5ユーロを支払った。さらにぶらぶらする。のんびりとしたいいところだ。(・・・・・・)
一通り見どころを回ったようなので、12:55発の本島行きヴァポレットに乗った。多くの観光客が乗って来たが、何とか座れた。少しうたた寝して、13:30に本島に戻った。
ただ何となく街をぶらつく。美しい景色が次々に現れる。(
・) 方向感覚がなくなるので時々Googleマップで修正する。暑さのピークなので、を食べた。2.5ユーロを支払った。日陰で座り込んで一休み。
引き続き散策していると(・・・)、のところに出た。 今日も大混雑、橋の下ではゴンドラが数珠つなぎである。ドゥカーレ宮殿の軒下のベンチを確保できたので一休み。向かいのカフェから生演奏が聞こえる。15分ほどうたた寝した。今回の旅では初めての外でのうたた寝、何ともいい気分だ。
今日のサンマルコ広場は快晴、昨日の大雨と水溜りが嘘のようだ。サンマルコ寺院の正面も今日は鮮やかだ。(・) 広場には多くの観光客とそれらを当てこんだ商売でごった返している。夏の間は毎日こうなのでしょうな。サンマルコ広場を眺めつつ後にする。を過ぎて、ムラーノのガラス製品を扱っている "Muranovitrum" に行ってみた。ここは他にはないガラス製品を扱っているらしく、ChatGPTのお勧めにも出て来たところだ。確かに、他にはない色あいのガラスプレートがあり、気に入った。ただ、価格が予想を超えている。迷ったが、小さな6種の色あいのガラスを嵌め込んだ横長のプレートを75ユーロで買った。支払いの際、「家族経営なので出来るだけ現金で払って欲しい」ということなので、手持ちの60ユーロと、クレカで15ユーロを支払った。帰国して飾るのが楽しみだが、きっちりと梱包しなければならない。これで手持ちのユーロがなくなってしまった。ほとんど現金を使う機会もないが、ゼロというのも不安なので、近くの銀行のATMから50ユーロを引き出したところ、手数料を5.5ユーロも取られてしまった! これは大失敗である。やはり英語で表示されるATMを選ぶべきだった…
衝撃を引きずりながら、昨夜コンサートを聴いたサン・ヴィダル教会を過ぎてアカデミア橋を渡り、ドーソデューロ地区からホテルに戻る。この辺りは観光客もやや少なく歩きやすい。日が傾き始めた頃合いをのんびりと散歩し、17:20にサンタルチア駅まで戻った。(・・)
明後日の空港までのバスの乗り場を把握するために、5分ほど歩いてローマ広場へ行った。ところが、空港までのバスATVOの乗り場がなかなか見つからない。いろいろ歩き回ってようやく標識を見つけた。やはり下調べに来ておいてよかった。ここから10分ほどでホテルに戻った。明後日はスーツケースがあるから20分をみたほうがいいかな。
18時に再度外出し、リアルト橋方面に向かった。夕食を考えていると、通り沿いの "Rizzo" という総菜店のピザが目に留まり、野菜多めのピザをハーフサイズで買い、炭酸水と合わせて6ユーロを支払った。は温めて出してくれ、野菜の甘みが美味しい。このところハムなど塩気の多いものを摂っていただけに、美味しかった。この節約で先ほどのATMの失敗を取り返せただろうか… そのままリアルト橋まで歩く。柔らかな夕日に照らされたには多くの観光客が溢れんばかり。周囲のリストランテも書き入れ時だ。ここから引き返して、19:30にホテルに戻った。
いよいよ明日が2025年夏の旅の観光の最終日である。帰国に備えて、復路のフライトへのチェックインと、税関申告を済ませておいた。
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